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mag 24, 2005

画集?『夕暮れ巴水』について…
不本意ですが、文句ばかりの感想文♪

Amazon に発注していた、『夕暮れ巴水』という御本が手元に届きました。これは大正から昭和にかけて活躍した、版画家・川瀬巴水様の画集…一応。巴水様は私が大好きな画師のお一人様で、予てより画集を欲しいと切願しておりました。けれども巴水様の画集と申せば、昭和の頃に何処ぞの新聞社さんが発行されました一冊しか、此れまでは存在しなかったのです。勿論、絶版♪故に古書店で稀に同書が出ましても、金額は何と最低でも15万円前後!長年その画集を探しておられたお方様が、ようやく御用達の古本屋さんから入手出来たとの御連絡を受けられたものの、金額を耳にして二の足を踏まれずにいられなかったという可哀想な御体験について、ネット上で何度か読みましたことがございます。15万円もありませば…

巴水様の版画が一枚くらい購入出来ちゃいます♪

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初版で無ければのお話ですが。何れにしましても、斯様な金額ともなりませば、億万長者でもありません限りは、躊躇の末に購入を断念なさいますのが、一般庶民の賢明な御判断と申せましょう。と、私はあっさり諦めましてよ。それが先日、Amazon で‘巴水’を戯れに検索してみましたら…あーったたたたたたたたたた!一瞬にして北斗と化してしまいました、私。しかも、2520円!やややややややややや安い!ってことは、小判で、ページ数が少なくて、最悪の場合はモノクロだったりして…と、疑っている場合ではございませんでした。在庫数、僅か1冊!買うっきゃないっ!Amazonでのお買物は、

1500円以上なら送料無料、大変お得です♪

と、アマゾン・アフィリエイトとして軽く宣伝まで入れてあげちゃうくらい、兎にも角にも嬉しかったのでございます。皆様、Amazonでお買物をなさいます際は、是非とも本ブログからのリンクを辿って御購入願います!さすれば私の懐に、実に雀の涙ほどではございますが、銭が入って参ります仕組みでございますので…嗚呼、また物乞いのような真似をしてしまいました。誠に申し訳ございません。昨日から金の亡者であります本性を、憚らずも暴露しまくっておりますわね。如何か、御容赦願います。

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さて、『夕暮れ巴水』…梱包を開いてみませば、正しく小判。加えまして想像通り、薄い。まるで高級コンドームのようですわ。おほほほほほ!その印象を少しでも和らげんとしましてか、御大層にも辞書のように紙製のケースに入っているではございませんか。ちなみに全く関係ございませんが、辞書のケースって一体何の意味があるのでしょう?私は語彙が少ない故、頻繁に各種辞典の類を活用しておりますが、いちいちケースから出しましたり戻しましたり…それが如何に愚かな行為でありますのか?と、日頃から疑問に思っております。が、ケースに戻さずに辞書を机上に放置しませば、ケース及び中身と占有しますスペースが倍になってしまいますので。次の燃えるゴミの日には、必ずやケースを捨ててやろう!と、日々誓いを立てては破りながら今日に至っております。出版社各位様よ…

ケースを無くして、辞書の値段を安くしてちょ♪

斯様に商品に対します姿勢を改善してくださいませんのなら、私は中学生の頃から使用しております、超時代遅れな『新明解国語辞典』&『新漢和中辞典』を手放しませんわよ。最早その二冊は、『旧々々々(中略)々々々明解国語辞典』&『旧々々々(中略)々々々漢和中辞典』になり果てて久しいのですが。また、脱線してしまいました。すみません。さすがは‘注意力散漫で集中力無し’と、小学校の通信簿に明記されてしまいました、私。は、一人っ子でありながら‘三つ子の魂、百まで’との諺に倣って、生存を維持し続けております。

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で、『夕暮れ巴水』は?ですよね…う~ん。そりゃあ、掲載されておりました巴水様の画そのものは、誠に素晴らしかったですわ。幸いにも数こそ少なかれ、全点フルカラー印刷でしたし。ですが!この御本は単なる画集ではございませんでした。‘昭和初期の日本を描いた川瀬巴水の木版画と林望の詩文が織りなすノスタルジアの二重奏’と、帯に記してありますように、この御本の中には林望殿の‘詩文’とやらが。嘘偽り無く申し上げましょう…

私は林望殿が、大っ嫌いなのでしてよ♪

おほほほほほ!一部では‘リンボウ先生’とか呼ばれなさって、調子に乗っていらっしゃるようですけど。日本書誌学&国文学が御専門でいらっしゃいます癖に、何年か英吉利国で御生活なさっては、すっかり西洋至上主義被れになられちゃって。英吉利国をひたすら絶賛されますばかりの、下らないエッセイ集とか書かれちゃって。私も少々読ませては頂きましたけど、私が留学しておりましたお国とは全く違います世界のように、英吉利の美点ばかりを並べ立てられて。挙句の果てには我が国と比較なさって、如何に日本が‘遅れている’みたいな発言までして…

リンボウだか、リンビョウだか知らねーけどっ!

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私はマジで、本当に完全に誠に絶対的にっ!林望殿が、大っ嫌い!道端で遭遇しませば、一発打ん殴って差し上げたいほどに。そう言えば…私は林望殿の実物を、見ちゃった(オェ~ッ!)ことがございましてよ。それは忘れも致しません数年前、国立能楽堂でのこと。私は妙に凝っておりました、能楽鑑賞へと赴いたのでございます。如かして私は能楽超初心者でして、曲目は何でもいいから観たい!という、大変レベルの低い態度で臨んでおりました。故にその日も能楽堂に到着しましてパンフレットを手にしますまでは、林望殿の能楽解説がプログラムに含まれていることに気がつきませんで…何で?何で?何で?何で?何で?何で奴が、

神聖な能舞台に立ちますことが許されますの?

と、眩暈すら覚えました。ええ、私は差別的な眼差しで林望殿を見ておりましたとも!ですが、それも致し方ございますまい。当日の曲目は、『恋重荷(こいのおもに)』。内容はお能らしくて至ってシンプル…高貴な女御に惚れてしまわれた年寄りの庭師が、彼女のお屋敷に呼びつけられて、その庭園内にあります巨大な石を抱えて幾度となく歩いて廻れば、女御が‘姿を見せてあげるわよん♪’なぞと意地悪を言いいます、謂わば老人虐待劇でございます。ハイライトは庭師が死ぬ想いで巨石を抱えながらも力尽きてしまいます、片恋破局ノ図。で、この曲目に対して林望殿が偉そうに解説をなさったのですが…

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‘恋による苦しみの重さを、石が象徴しています’

みたいなことを、何度も言葉を微妙に変えながら繰り返されるばかりでした。そんな解り切ったことを、平然と観客様方の前で連発なさって恥ずかしく無いのでしょうか?或いは本気で私を含みます聡明なオーディエンスが、そんな明白な事実を把握していないとでもお思いでしたのでしょうか?想い出しましただけで、ムカッ腹が立ってしまいます!更にその解説とやらを、曲目を上演します前にしてくれちゃいますとは!能楽師の方の仰ることでしたらまだしも、林望殿なんかにすり込みされた後でお能を観ますなんて、最低っ!

そして『夕暮れ巴水』に関しても、全く同様に感じずにいられません。画に言葉なぞは必要無いのです!増してや、林望殿の詩文なぞ持っての外!巴水様を御存知無いお方様でも、このログ内に掲載しました画を御覧になられて、‘静寂’という要素が彼の作品の最たる特徴でありますことが感じて頂けましょう?嗚呼、可哀想な巴水様…何時の日か貴方様の功績に相応しい、マトモな画集が再発売されますことを祈っておりましてよ。けれども今回は巴水様の静けさに浸らんとして、頑張って画だけを観ますよう努力をば致します。でも、努力を要します巴水様の画集なんて、あんまりですわ…

講談社よ、潔く反省なされませ!

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追伸:今回は巴水様の御本を取り上げましたのに、文句ばかりになってしまいました。私自身も反省が必要ですね。何時かきっと、巴水様の画についてきちんとしたログを記したいと存じま~す♪

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★このログを読まれまして気に入ってくださいました皆様は…
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斯様にして頂けますれば大いなる励みに存じます♪

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川瀬 巴水, 林 望 / 講談社(1998/10)
Amazonランキング:90,514位
Amazonおすすめ度:

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◎今回のログに関連して御紹介したいサイト:
・三越様の:「川瀬巴水の世界」
・LMCMA Collections Online様の:「Kawase Hasui」

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不本意ですが、文句ばかりの感想文♪
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Commenti

岡枝さん

お久しぶりです。僕は芸術に関してはまったく無知なのですが、この浮世絵的な色調と構図はとても素晴らしいですね。巴水先生の画というのものをご紹介いただき、また僕の無知を啓蒙していただいたことにお礼を申し上げます。図書館にいって早速画集をチェックさせていただきます!林望の小賢しいタワゴト抜きのヤツだとうれしいですね。。。

Scritto da: kei_dog | mag 26, 2005 a 03:21

お久ですぅ♪

‘僕は芸術に関してはまったく無知なのですが、この浮世絵的な色調と構図はとても素晴らしいですね。巴水先生の画というのものをご紹介いただき、また僕の無知を啓蒙していただいたことにお礼を申し上げます。’

↑私も芸術学部卒の癖して、芸術全般には疎い方です。絵画に関しては特にそうで、浮世絵以外にはほとんど興味がありません。浮世絵も概ね北斎だけでしたが、巴水様と出会ってから大正~昭和初期のものにも興味が湧いて参りました。

巴水様の作品は、戦争前後を描かれている訳で、何となく暗いイメージがあります時代の風景。なのですが、素朴な有りの侭の当時の様が感じて取れて嬉しいです。私の両親はこの頃に生まれたのだなぁ…とか思って観ますと、一層感慨深いものもございます。

林望氏は同書の中で、巴水様は人物描写が下手みたいなことまで記しているのですが、私はそうは思いません。多くを語ってはくれませんが、画の端々に登場しているお方様は、日本人らしい控え目な存在感を持っているからです。

私なぞがkei_dog 様に巴水様を御紹介出来て、本当に光栄で嬉しく思います。ところで、図書館へ行かれますとか?kei_dog 様はヒッキーは卒業されましたのね?って言うか、私なぞよりずっと行動力があって、貴方様の若さが羨ましくてよ♪

では、Jennifer様に宜しく♪最近、日中がまたゴタついてて、彼女の辛い想いをしていないのかと少々心配です…

Scritto da: 岡枝 to kei_dog 様 | mag 27, 2005 a 04:25

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